M-エム-
M-エム-
2026.07.19

『デザインはお任せします』から始まったロゴ制作の話。

実際にご依頼いただいた案件です。
※一部デザインは変更しています。
今回は、コーポレートカラーが緑のクリニックロゴのご依頼でした。
「デザインには詳しくないので、お任せします。」
そう言っていただいたからこそ、まずは見た目ではなく、「何を伝えたいのか」を整理するところから始めました。
1. 色をどう設計するか
コーポレートカラーの緑をそのまま使うのか、それとも黄緑や青緑へ調整するのか。
あるいはアクセントカラーを加えて印象を設計するのかを考えました。
今回のクライアントは、とても真面目でこだわりのある方。
そのため、緑から大きく離れることはせず、トーンの調整に留めました。
一方で、緑一色では少し印象が弱く、記憶に残りにくいかもしれないと思ったため、オレンジをワンポイントで加え、視線を引きつけながら親しみやすさも感じられる配色にしました。

2. 文字をどう見せるか
フォントは、デザイン性を優先するのか、それとも可読性を優先するのか。
誰に、どんな印象で読んでもらいたいかによって、最適な書体は変わると思っています。
今回は、患者様との距離感を大切にしたかったこと、そして年配の患者様も多いクリニックだったことから、角丸でクセの少ない、読みやすいフォントを選びました。

おまけ
遊び心で、ロゴの中に院長先生の似顔絵も入れて提案しました笑
最終的に採用されたのは、別案のロゴでした。
ただ、どの案にも共通していた考え方があります。
* ワンポイントのオレンジ
* 緑の色味の調整
* クセの少ない読みやすいフォント
つまり、デザインは変わっても、「設計思想」は変わりませんでした。

そして、クライアントから最後にいただいた言葉が
「うわぁ!文字が大きくて見やすい!」でした。
思わず笑ってしまいました笑
でも同時に、「デザイナーが気にするポイント」と「使う人が価値を感じるポイント」は
必ずしも同じではないことを改めて実感した案件でもあります。
私たちは色や余白、バランス、フォントを細かく考えます。
でも、お客様にとっての価値は、とてもシンプルな一言で表現されることがあります。
「文字が見やすい。」その一言のために、色やフォント、レイアウトを設計する。

使う人に伝わってこそ、デザインには価値がある。
そんなことを改めて教えてもらった、大切な案件でした。

みなさんは「お任せします。」と言われたら何から決めますか?

tagデザイン tagロゴデザイン tagグラフィックデザイン tag色彩心理 tag配色

Yuka Tamiya
Yuka Tamiya

読ませていただきました☺️ まだデザインを勉強中なので、とても勉強になりました。 色やフォントを選ぶことがデザインだと思いがちでしたが、その前に「何を伝えたいのか」を整理することが大切なんだと改めて感じました。 最後の「文字が大きくて見やすい!」というお話もすごく印象的でした。デザイナーが考える価値と、使う人が感じる価値は違うこともあるんですね。 私も「なぜこのデザインなのか」をきちんと説明できるように、一つひとつ学んでいきたいと思います✨

M-エム-
M-エム-

Yuka Tamiyaさん ありがとうございます!私もまだまだ勉強中です💦 お互い頑張りましょう☺️デザインは奥が深いですよね!! 相手に立って考える。もっと想像力が大切だな〜とも感じた案件だったので、とても記憶に残っています!

この人のストーリー

私がデザインのパニックを克服するために、...
もっと見る expand_circle_right