Story Thinking

デザイナーの意見を元にプロジェクトを巻き戻せるか?

新しい業務アプリの企画。

事業計画が承認され、KPIも機能要件も決まった。
開発会社も入り、デザイナーには「使いやすい画面をつくってほしい」と依頼しました。
ところがデザイナーは、画面を描く前に5人の顧客を観察し、業務の流れを可視化しだしました。

そこで見えてきたのは、
顧客が困っているのは「入力画面の使いにくさ」ではなく、そもそも複雑な申請作業が必要なことだった。
そして、こんな提案が返ってきた。
「画面を改善するより、業務そのものを見直した方がいい」
「この機能は、つくらない方がいいかもしれない」

でも、すでに予算もスケジュールも決まっている。
ビジネス側は機能をつくる前提で動き、デザイナーにはUIを期待している。

僕は、ここで一度立ち止まれるかどうかが、デザインを本当に活かせる組織かどうかの分かれ目だと思っています。

デザインは、決められた答えをきれいにすることではない。
顧客を起点に、「そもそも何を解くべきか」を問い直すことでもある。
僕なら、機能要件を止めて課題定義まで戻ります。
みなさんが事業責任者なら、
デザイナーから「つくらない方がいい」と言われたとき、受け入れられますか?

#デザイン経営 #デザイン思考 #ビジネス #事業企画

この人のStory

その課題は、誰の課題だろう。
数字には表れない課題を、誰が見つけるのか...
コンサルとデザイナーの違いから考える、デ...

投稿する

投稿の種類を選択してください