タイポグラフィの「これでいい」をどう判断していますか?
Webサイトをデザインしていて、写真も配色も方向性は合っているはずなのに、全体を見ると「なんか違うな」と手が止まることがあります。
もう少し親しみやすくしたい。でも、軽い印象にはしたくない。
落ち着いた雰囲気にしたい。でも、堅苦しくは見せたくない。
そんなとき、フォントを変えたり、見出しの太さや文字間を調整したりしていると、急にしっくりくる瞬間があります。大きくレイアウトを変えたわけでもないのに、文字の扱いでここまで印象が変わるんだなと感じます。
ただ、調整を続けていると、だんだん自分でも分からなくなってくるんですよね。
最初は少し広いと思っていた文字間も、見続けているうちに自然に感じてくる。翌日見直すと、やっぱり広すぎる気がする。いくつか案を並べて比べているうちに、それぞれに良さがあるように見えてしまうこともあります。
特に悩むのが、PCとスマートフォンでの見え方です。
PCでは余白も含めて気持ちよく収まっていた見出しが、スマホでは思わぬ位置で折り返される。改行を固定すると、別の画面幅では不自然になる。文字サイズを下げると収まりはよくなるけれど、今度は伝えたかった強さが薄れてしまう。
言葉のまとまりを優先するのか、画面の中でのバランスを優先するのか。その間を行ったり来たりして、気づくと一つの見出しにかなり時間を使っていたりします。
本文でも、同じように迷います。
短い文章ではすっきり見えた設定が、長い文章になると少し窮屈に感じる。行間を広げると読みやすくなる気がするけれど、今度は段落のまとまりが弱くなる。制作画面ではよさそうでも、実際にスマホで読み進めてみると、印象が違うこともあります。
こういうとき、自分の好みだけで調整していないか、気になります。
「こちらの方がきれいに見える」と思っても、それがブランドに合っているからなのか、単に自分が見慣れているからなのか。依頼者に理由を説明しようとすると、うまく言葉にできない部分が残ります。
例えば、「親しみやすい」という言葉も、人によって思い浮かべる表現は違いますよね。丸みのある書体なのか、少しゆったりした文字組みなのか、話しかけるような文章と改行のリズムなのか。
フォントだけで決まるわけではないからこそ、どこから考え、何を基準に整えていくのかを、もっと知りたいと思っています。
皆さんは、タイポグラフィを検討するとき、何を手がかりに方向性を決めていますか?
実際の文章を流し込んで読みながら調整する、スマホで確認する、複数案を誰かに見てもらうなど、ご自身なりの進め方はありますか?
「フォントを変えるより、行間を見直したらよくなった」「見出しだけで判断せず、本文と並べたら答えが見えた」など、実際の経験も伺ってみたいです。
Webデザインはもちろん、グラフィックやエディトリアルに携わる方が、文字を組むときに大切にしていることも聞けたら嬉しいです。
すごく共感します!
私もグラフィックデザインを中心に仕事をしていますが、文字間や行間を調整しているうちに、何が正解なのか分からなくなることがあります(笑)
個人的には、まず書体そのものよりも情報の優先順位や文字のまとまりを意識するようにしています。
見出しと本文を組み合わせた状態で全体を眺めて、視線が自然に流れるか、伝えたいことがきちんと伝わるかを確認する感じですね。
あとは、少し時間を置いて見直すことも大切にしています。
長時間見続けると麻痺ってきますよね(笑)
最終的には、好みだけでなく「そのデザインの目的に合っているか」を判断基準にするよう心がけています。
とはいえ、最後の微調整は今でも悩みますね(笑)